画像をアップロードする前にリサイズしていますか?
「とりあえずそのままアップロード」で済ませていると、知らないうちにサイトの表示速度やSEO評価を下げてしまっているかもしれません。
この記事では、WordPressなどのCMSを運用する際に「画像をアップロード前に縮小すべき理由」と「おすすめの対処方法」を詳しく解説します。
フルサイズ画像をそのまま使うリスク
スマホやデジカメで撮影した画像は、4000pxを超える高解像度のことがほとんどです。
これを何も加工せずアップロードしてしまうと、以下のような問題が起きます。
- ページの読み込み速度が遅くなる
- モバイルユーザーの通信量が増える
- Core Web Vitals(LCP)に悪影響を及ぼす
- SEO評価が下がる可能性がある
- サーバー容量を圧迫しやすくなる

とくにスマホユーザーの多い現代では、「画像の軽量化」は必須対策です。
なぜアップロード前に縮小するのがベストなのか?
WordPressには自動でサムネイルを生成する機能がありますが、元の画像が重いままだと意味がありません。
アップロード前に縮小しておくことで、以下のような恩恵が得られます。
- 初期表示の高速化:最初に読み込まれる画像サイズが最適化されているため、表示が速い
- 管理がラク:必要以上に大きな画像が溜まらず、バックアップも軽く済む
- テーマやプラグインとの相性アップ:レスポンシブデザインでもスムーズに画像がフィットする
どれくらいのサイズにすればいいの?
一般的な目安としては以下の通りです。
用途 | 推奨サイズ |
---|---|
サムネイル | 300px〜600px |
コンテンツ画像 | 800px〜1200px |
フル幅ヒーロー画像 | 1600px〜2000px |
ピクセル数だけでなく、ファイルサイズ(KB/MB)にも注意しましょう。1枚あたり200KB以内が理想です。
画像縮小のおすすめツール
以下は、画像を手軽にリサイズ・圧縮できる便利なツールです。
- 画像一括リサイズツール(オンライン)
複数画像をまとめて処理できるので、効率的です。 - Photoshop / Affinity Photo
プロ向けだが、細かい調整が可能です。 - TinyPNG / Squoosh
圧縮率も高く、画質劣化も少ない人気ツールです。 - スマホアプリ(iOS/Android)
モバイルでの投稿前にも軽量化できます。
プラグインに頼るのはアリ?
WordPressには「EWWW Image Optimizer」や「Smush」などの自動圧縮系プラグインもあります。
ただし、以下のような注意点があります。
- 処理にサーバー負荷がかかる
- 完全に圧縮されないこともある
- 画像の一括再圧縮が必要な場面がある
プラグインは補助的に使い、基本は事前にリサイズしておくのがベストです。
まとめ:画像はアップロード前にひと手間かけよう
WordPressなどのCMSでは、画像の最適化がそのままサイトのパフォーマンスやSEO成果に直結します。
「アップロード前に縮小する」というたった1ステップが、大きな違いを生むのです。
これからは投稿の前に一度立ち止まり、画像のサイズと重さをチェックする習慣を身につけましょう。